ゴレンジャー

最近,マイブームなのが「ゴレンジャー」。
とちぎテレビで八時からやっています。


このゴレンジャーって原作石ノ森章太郎なんですよね。
知らなかった。
だから,ゴレンジャーって一人一人の個性が強い設定なんですね。
青レンジャーは宮内洋だし。彼は渋いんですよね。


今の子供たちからすると世界征服てなんだかよく分からん概念だよなあ。
大体こういった悪いやつらって「世界征服したらこんなことするぞ!」
ってのがないんだよなあ。なんでだろ。
つまり,ただ「世界征服するという目標」に向かっているだけ。
そういう意味では,戦隊ものはまさに戦前の日本の幻想(戦後もだけど)そのものなんですよね。
悪の帝国=大日本帝国,目的なく戦争やっていたっていう意味では非常に似ている。
しかもそんな大組織に5人で立ち向かう=竹やりで戦う日本民族
もっとたくさんで戦えよっていつも思います。
最後は巨大ロボ=戦艦大和
つまり,戦隊ものは日本対日本なんですね。
いつもそんなことを考えてしまいます。
日本人は目的なく物事をやりがちなのは,日本人の無意識の中に物事を無目的でやることが是認されているからな気がします。
その象徴がまさに戦隊ものの気がします。


「悪」とか「善」という二項対立,勧善懲悪も今は昔。
そういう幻想が信じられていていた時代のほうが良かったのかも。
と思ったり。


今日は動物の細胞を溶かす毒薬「毒薬Z」を撒こうってお話。
うーむ。
Zだよ,Z。
そういう毒薬ならなんで周りの草もとけてないんだろう(笑)
突っ込みどころ満載でした!


そんなんで喜んでいたら,
母に「そんな年にもなって馬鹿みたい。」
と言われました。
まあ確かにおっしゃる通り。
でも,今のテレビなんかつまんないんだもん(怒)



今はマジレンジャーの女性は2人なんですよね。
時代を象徴する変化ですね。


戦隊ものから見る日本。
でした。