FCバルセロナ!


僕は,本はほとんど立ち読みですましてしまおう主義者なので,
めったに雑誌は買いません。
でも,Number PLUSだけは別です。
この本は,本当に素敵な本です。
まず,表紙がつるつるしていて高級感がある。
岩波現代文庫もそんな感じですがこういう本僕は大好きです。
あと,写真がきれい。
Numberは文芸春秋から出ているせいもあり,かっこいい写真が多い!
文芸春秋自体も写真がきれいなのでこだわりがあるのかな。
ヨハン・クライフの写真がありましたが,本当にかっこいい!
電車の中でしばらくうっとりしていました。
さらに,記事も質の良い記事。
基本的に主力選手のインタビューを中心に,丹念にチームそして選手の本質にせまる。
非情に好感の持てる記事の構成です。
ジダンデルピエロのインタビューは彼らがサッカー選手としてのみではなく,人間としても一流であることが良く分かるインタビューでした。
それでいてややマニアックな内容の記事ファンにはたまりません。
この本には作り手の並々ならぬ愛情を感じます。
それもこの本が好きな要因。


今回はFCバルセロナ特集号。

僕は結構サッカーに関してはミーハーです。
ファンタジスタ好きで,クリエイティブなプレーする選手が大好きです。
バルサは今,ロナウジーニョエトー,メッシなんかを中心に,
見ていて楽しいサッカーを展開していて非常にタイムリーな内容。
でもバルサには,かつて『ドリームチーム』と呼ばれた時代がありました。


クライフ監督を中心に,ロマーリオストイチコフグァルディオラ,M・ラウドルップクーマンらによる超攻撃サッカーを展開していた時代があります。
僕はそのころ(といってもドリームチーム後期ですが)サッカーというものに興味を持ち始め,このチームは若い僕の心に鮮烈な印象を残しました。
そのころの記事もこの本の中にありました。
すげー面白い。
記事を読んでいると,自然にニコニコしてきてすごくハッピーな気分に。
ヤクチューみたいな感じですが読んでいるとそんな気分になるのです。


この頃の話を読むにつけまるでおとぎ話のよう。
昔々,あるところにクライフという監督がいて,夢のようなサッカーをするチームを作ったのじゃ…
みたいな。
彼の『1対0で守りきって勝つより4対5で攻めきって負けるほうが良い』
という言葉は彼のサッカーの象徴です。
うおおおおお。
しびれるー。いい言葉だ。


今はその血を受け継ぐライカールト監督の下,その『ドリームチーム』が復活しようとしています!
サッカーにロマンとスペクタクルを。
サッカーはそうでなきゃ。
今とっても幸せな気分です。
だから,Number PLUSはやめられない。