青春時代?


麻雀後はラーメンズのDVDを見ました。
こいつらすげー。
記号論を思い出しました。
言葉にはシニフィアン(名前),シニフィエ(名づけられた物自体)があるつーの。
パロールパロール
シニフィアンシニフィエを切り離して,シニフィアン自身の面白さを引き出しているって感じでした。
まさにパロールならではの面白さ。


って書くと高尚だけど,単に発する言葉自体がこんなに面白いんだ。
ってこと。


その後,大学書房へ。
久しぶりに行ったら,常連が大集合。
懐かしい人の近況が聞けました。
常連だった寮の先輩(ご店主も元寮生なんですよ)と久しぶりに話しました。


昔の寮の話。
僕がこの話を聞いた時は大学3年生だったなあ。
印象によく残っている話は,寮生の一人が朝永振一郎に手紙を書いてむつめ祭に講演に来てもらった時の話。
昔の学生は楽しかったようです。
この人の話の影響で,僕は院から寮に入ったのですよ。


他にも電話で京大で研究生やってる先輩とも話しました。
久しぶりに哲学・思想についてフルパワーで話しました。
ジンメル研究会に誘われたっけなあ。
マックス・ヴェーバーについて話したのもこの人。
ヴェーバー懐かしいなあ。
いつかプロ倫(プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神)読破するぞ!


あと,共産党支援者の後輩も来た。
彼は週刊金曜日に良く投稿している人。
裁判所の職員になりたいんだってさ。
がんばれー。
よく彼とはいろんな政治社会問題について話したなー。
個人的には,こんな純粋に社会悪を憎み理論的な共産主義者初めて見た。
初めて彼に会ったときの衝撃は忘れない。
社会を良くしたいという気持ちに,イデオロギーの違いは存在しない。
共産主義はインテリ思想なきらいがあるが,資本主義の問題点をついているのは事実だし,資本主義の批判において重要な足場であるのは事実だ。


今日はいろんな人と話した。
大学生活6年間のダイジェストみたいな日でした。
今僕は何歳だったか分からなかったくらい。
僕の青春はいつもここと共にあった。


ご店主とはいつも真剣にいろんな話をした。
ご店主は僕の知る限り最も純粋な人間だ。
今日もあの頃と変わらず,話した。
時間がいつの間にか過ぎた。
あの頃のように。


ご店主が帰りに久喜駅まで送ってくれた。
3年前のように。
ココイチで二人でカレーを食べた。
3年前のように。
どうやったら多くの人が本を読むようになるのかと彼は言った。
初めて会ったときからずっと僕に話したように。
どうやったら人間はよりよく生きられるのかと彼は言った。
初めて話した時から,ずっと会うたびに話してくれたように。


僕はここで多くの人に会い,多くのことを学んだ。
だから僕はこうして,存在する。
今日はよい日でした。